BUSINESS SYSTEM / DEVELOPMENT / COST
「自社の業務に合ったシステムを作りたい」 と考えたとき、 最初に気になるのが開発費用ではないでしょうか。
しかしシステム開発は、 ホームページ制作のように ページ数だけで価格を決めることができません。
同じ「案件管理システム」でも、 5人だけで使うものと、 複数拠点・複数権限・外部サービス連携まで必要なものでは、 開発内容がまったく異なります。
そのため重要なのは、 相場の数字だけを見るのではなく、 何に費用がかかっているのかを理解すること です。
この記事では、 業務システム開発の費用相場から、 価格が変わる理由、 見積もりの内訳、 費用を抑える考え方、 発注前に整理しておきたいことまで解説します。
業務システム開発の
費用相場は?
業務システム開発の費用には、 一つの明確な相場があるわけではありません。
国内のシステム開発関連資料を見ても、 小規模開発を100万円〜500万円程度とする例もあれば、 200万円〜1,000万円程度とする例もあります。
中規模になると、 300万円〜1,000万円程度という整理から、 1,000万円〜3,000万円程度という整理まであり、 定義によって金額にはかなり差があります。
これは、 「小規模」「中規模」という言葉だけでは システムの複雑さを表せないためです。
「案件管理システムはいくら?」 ではなく、 どんな案件を、 誰が、 どこまで管理するのか まで決まって初めて現実的な見積もりができます。
同じ「業務システム」でも
なぜ価格に差が出る?
システム開発の費用は、 基本的には 「どれだけの作業が必要か」 によって変わります。
たとえば、 顧客情報を登録して一覧表示するだけのシステムと、 拠点別の権限管理、 売上集計、 在庫管理、 通知、 CSV出力、 外部API連携まで行うシステムでは、 必要な設計・開発・テストの量が違います。
IPAの見積もり資料でも、 機能数、画面数、テーブル数、 システムの複雑度、 利用環境、 開発者の能力や経験などが 工数を左右する要素として挙げられています。
機能数
登録・検索・集計・通知など、 必要な処理が増える。
利用者
人数や部署、 拠点が増える。
権限
管理者・一般など、 操作範囲を分ける。
外部連携
会計・決済・APIなどと 接続する。
システム開発費用は
何にかかっている?
システム開発というと、 プログラミングに費用がかかっているように見えます。
しかし実際には、 コードを書く前後にも多くの工程があります。
業務を整理し、 必要な機能を決め、 画面やデータ構造を設計し、 実装して、 正しく動くか検証し、 本番環境へ導入する。
これらすべてが開発費用に含まれます。
要件定義
業務と必要な機能を 整理する。
設計
画面・データ・ 処理を設計する。
開発
必要な機能を 実装する。
検証・導入
テストして 本番運用へ。
IPAでも、 要件定義はユーザー企業と開発側の 認識を合わせる重要な工程として位置づけられています。
開発費用を左右する
6つの要素
画面・機能数
登録、一覧、検索、編集、 集計、通知などが増えるほど 設計・開発量も増えます。
権限管理
管理者、拠点責任者、一般社員など、 ロールごとに閲覧・編集範囲を変える設計です。
外部サービス連携
会計、決済、地図、 メール、APIなどとの接続が必要な場合です。
データ移行
Excelや既存システムにあるデータを 新しい環境へ移す作業です。
セキュリティ
個人情報、決済情報、 機密情報を扱うほど 設計や検証が増えます。
運用・保守
リリース後の修正、 バックアップ、 監視、追加開発なども考えます。
SaaSで十分なのか、
オリジナル開発が必要なのか
業務改善をしたいからといって、 必ずオリジナルシステムを作る必要はありません。
既存のSaaSやクラウドサービスで 十分に解決できるのであれば、 その方が導入費用も運用負担も抑えられる場合があります。
一方、 自社独自の業務フローが強く、 複数サービスを行き来している、 二重入力が多い、 権限や案件管理が複雑、 既存サービスでは運用を合わせにくい場合は、 オリジナル開発を検討する余地があります。
既存サービスを使う
- 導入が早い
- 初期費用を抑えやすい
- 機能が標準化されている
- 業務側を合わせる必要がある
自社用に開発する
- 業務に合わせて設計できる
- 独自機能を作れる
- 他システムとの連携も設計できる
- 初期開発費用は大きくなる
「システムを作ること」を目的にせず、 今の業務課題を最も合理的に解決できる方法 を選ぶことが重要です。
見積もりを依頼する前に
整理しておきたいこと
完璧な仕様書を作ってから 開発会社へ相談する必要はありません。
ただし、 現在どのような業務をしていて、 何に困っているのかが分かるだけでも、 見積もりの精度は上げやすくなります。
今の業務フロー
誰が、いつ、何を入力し、 次に誰が処理しているか。
困っていること
二重入力、確認漏れ、 属人化、集計の手間など。
利用者
社内だけなのか、 取引先や顧客も使うのか。
必要なデータ
顧客、案件、商品、 在庫、売上など何を管理するか。
既存サービス
会計、メール、 Excelなど残したい仕組みがあるか。
最優先の目的
時間削減なのか、 ミス削減なのか、 売上管理なのか。
開発費用を抑えるなら
機能を削る前に優先順位を決める
システム開発費用を抑える方法として、 単純に機能を減らすことだけを考える必要はありません。
最初から完成形をすべて作るのではなく、 業務に最も影響する部分から段階的に作る方法があります。
一番困っている業務を決める
必須機能だけで始める
実際に現場で使う
必要な機能を追加する
最初から100点を作るより、 重要な業務から小さく作り、 実際の運用を見ながら広げる 方が合理的なケースもあります。
「一番安い見積もり」だけで
決めない方がいい理由
同じ依頼内容でも、 開発会社によって見積金額が違うことがあります。
そのとき確認したいのは、 総額だけではなく 「どこまでが見積もりに含まれているか」です。
要件定義
業務整理・仕様策定が 含まれているか。
デザイン
UI設計まで含むのか、 最低限なのか。
テスト
どの範囲まで 検証するのか。
導入支援
初期設定や データ移行を含むか。
保守
公開後の修正や 問い合わせ対応は別料金か。
見積書を見るときは、 「金額」ではなく 「その金額でどこまで作るのか」 を比較します。
LEONOIRの
システム開発費用の考え方
LEONOIRでは、 システムの名称だけで価格を決めるのではなく、 現在の業務と解決したい課題を確認したうえで 必要な範囲を設計します。
料金ページでは、 開発規模の目安として 以下の価格帯を設定しています。
小規模な改善・ツール
80万円〜特定業務に絞った 小規模な管理・効率化ツールなど。
業務改善システム
150万円〜案件・顧客・在庫など、 複数の業務をまとめるシステム。
フルオーダー
250万円〜独自業務や複数機能に合わせて 一から設計するシステム。
上記はあくまで目安です。 実際の費用は、 必要な機能・連携・運用方法などを確認したうえで 個別にお見積もりします。
業務システム開発の費用について
よくある質問
100万円以下でも業務システムは作れますか? +
機能を限定した小規模なツールであれば 対応できるケースもあります。 ただし利用人数、権限、データ構造、外部連携などによって 必要な工数は変わります。
仕様が決まっていなくても相談できますか? +
問題ありません。 現在の業務フローや困っていることを整理しながら、 何をシステム化するべきか検討することができます。
SaaSとオリジナルシステムはどちらが安いですか? +
一般的には既存SaaSの方が初期費用を抑えやすいですが、 長期的な月額費用や利用人数、 カスタマイズの必要性まで含めて比較する必要があります。
開発途中で機能を追加すると費用は増えますか? +
追加する内容によっては増える場合があります。 特にデータ構造や既存機能へ影響する変更は 開発・テスト範囲も広がるため、 仕様変更時に費用と納期を確認することが重要です。
開発費以外に費用はかかりますか? +
システムによっては サーバー、外部API、メール配信、 決済サービス、保守・運用などの費用が発生します。 初期費用だけでなく運用費も確認しておくことが重要です。
SUMMARY
「いくらで作れるか」の前に、
何を解決するかを決める。
業務システム開発の費用は、 システムの名前だけでは決まりません。
必要な機能、 利用人数、 権限、 データ、 外部連携、 セキュリティ、 運用方法によって必要な工数は変わります。
だからこそ、 相場だけを見て予算を決めるのではなく、 まず現在の業務と課題を整理することが重要です。
既存サービスで解決できるならそれを使い、 自社独自の業務に合わせる必要がある部分だけ オリジナル開発するという考え方もあります。
業務を整理
課題を決める
必要機能を絞る
範囲を見積もる
運用して改善
システムを作る前に、
業務から整理します。
LEONOIRでは、 案件管理・顧客管理・在庫管理・売上管理など、 現在の業務フローを整理したうえで 必要な仕組みを設計します。 まだ機能や予算が決まっていない段階でもご相談いただけます。