AI / WEB DESIGN / BUSINESS
ChatGPTをはじめとする生成AIの進化によって、 ホームページの構成、文章、デザイン案、画像、 HTMLやCSSまでAIで作れるようになってきました。
では、 「もう制作会社に頼まず、AIだけでホームページを作ればいい」 のでしょうか。
結論から言えば、 AIだけでもホームページを作ることはできます。 ただし、 「ホームページを作れること」と 「会社の事業に使えるホームページを作れること」は別です。
この記事では、 AIでどこまでWeb制作ができるのか、 AIが得意なこと・苦手なこと、 SEO・保守・セキュリティ・運用まで含めて、 自作と制作会社の使い分けを実務目線で整理します。
結論、AIだけでも
ホームページは作れる
現在の生成AIは、 ホームページ制作の多くの工程を支援できます。
サイト構成の案を出す、 キャッチコピーを書く、 HTML・CSS・JavaScriptを生成する、 画像を作るといった作業は、 AIだけでもかなりのところまで進められます。
ChatGPT Sitesのように、 作りたいWebサイトを文章で説明すると、 サイトを生成し、 プレビューしながら修正し、 そのまま公開できるサービスも登場しています。
いま議論すべきなのは 「AIでホームページを作れるか」 ではなく、 「AIだけで事業に使えるホームページまで作れるか」 です。
数ページの案内サイトや、 一時的なランディングページであれば、 AIだけで十分なケースもあります。
一方で、 企業サイトとして集客・採用・営業・ブランディングに使う場合は、 単純にページが表示されるだけでは足りません。
2026年現在、
AIでどこまでホームページを作れる?
構成案
TOP、サービス、会社概要、FAQなどの基本構成を提案できる。
文章
キャッチコピー、説明文、FAQなどの下書きを生成できる。
デザイン案
配色やレイアウト、UIの方向性を短時間で複数案作れる。
画像
メインビジュアルや図解など、サイト用素材を生成できる。
コーディング
HTML、CSS、JavaScriptなどを生成・修正できる。
公開
AIサービスによっては生成から公開まで一つの環境で行える。
「コードを書けないからホームページを作れない」 という壁は、以前よりかなり低くなっています。
だからこそこれからは、 コーディングそのものよりも 何を作るのか、誰に何を伝えるのか、 どう事業成果へつなげるのか の重要性が高くなります。
AIが得意なことと、
人が考えた方がいいこと
AIに任せやすい
- 構成のたたき台
- 文章の初稿
- デザイン案
- 画像生成
- HTML / CSS生成
- 簡単なJavaScript
- 調査・整理
- 修正案の作成
人が判断したい
- 事業の強み
- 誰を狙うか
- 競合との差別化
- ブランド設計
- SEO戦略
- 問い合わせ導線
- 法務・表現確認
- 公開後の改善判断
AIは、 与えられた条件をもとに 「作る」ことは非常に得意です。
しかし、 そもそも何を作るべきなのか、 どこに投資すべきなのか、 競合とどう差をつけるのかといった判断は、 事業そのものへの理解が必要です。
AIでホームページを作るときに
起こりやすい7つの問題
どこかで見たデザインになる
AIは一般的なWebデザインを作るのは得意ですが、 ブランド固有の世界観までは自動では決まりません。
文章が無難になる
会社固有の経験や価値観を与えなければ、 他社にも使える一般論になりやすくなります。
事業の強みが伝わらない
「何を作るか」は提案できても、 本当に売るべき価値までAIが自動で決めてくれるわけではありません。
SEOが後付けになる
キーワード、検索意図、ページ構造を決めずに作ると、 公開後に大幅な修正が必要になることがあります。
問い合わせ導線が弱い
見た目が整っていても、 比較・検討・問い合わせまでの流れが設計されていないケースがあります。
コードを誰も理解していない
AIが生成したコードをそのまま使うと、 不具合が起きたときに原因を判断できないことがあります。
公開後に直せなくなる
サイトは公開して終わりではなく、 更新・改善・保守を続けられる状態にしておく必要があります。
SEOまでAI任せで大丈夫?
titleタグやmeta description、 見出し案などをAIに作らせること自体はできます。
しかしSEOは、 一つのページだけを整えれば終わるものではありません。
どのキーワードを狙うのか、 ユーザーが何を知りたいのか、 どのページをサービスページにし、 どのテーマをコラムとして増やしていくのか。
サイト全体の設計が必要です。
キーワード
検索意図
サイト構造
内部リンク
コンテンツ
AIO
AIを使えば調査や作業は速くできます。 ただし、 何を狙うかという戦略まで完全に自動化するのは別の問題 です。
AIだけで作っても
問題ないホームページ
一時的なLP
イベントや短期キャンペーンなど。
小規模な案内サイト
数ページ程度で情報提供が目的の場合。
MVP
まずアイデアを形にして検証したい場合。
社内用ツール
利用者が限定された簡単なサイトやツール。
趣味・個人利用
高度な集客や運用が必要ないサイト。
公開速度優先
品質よりまず公開することを優先したい場合。
すべてのホームページに 制作会社が必要なわけではありません。
目的が限定され、 失敗した場合の影響も小さく、 自分で更新・修正できるのであれば、 AI自作は十分に合理的な選択です。
制作会社へ依頼した方がいい
ホームページ
新規顧客を獲得したい
SEOから問い合わせを増やしたい
会社のブランドを作りたい
採用にも使いたい
複数サービスを整理したい
実績や事例を継続的に増やしたい
社内で更新できるようにしたい
長期的に会社の資産として使いたい
ホームページ自体が営業・採用・信用に関わる場合、 「安く作れるか」だけで判断すると、 後から作り直すコストの方が大きくなることがあります。
特にBtoBや高単価サービスでは、 Webサイトが会社を判断する材料の一つになるため、 情報設計やブランドの見せ方まで含めて考える必要があります。
AI時代に制作会社へ
依頼する意味
AIがコードを書けるようになると、 制作会社の役割も変わります。
制作会社
作る人デザイン、コーディング、 WordPress構築などの制作作業が中心。
制作会社
設計・判断する人事業、顧客、SEO、ブランド、導線、運用を整理し、 AIも使いながら最適な形へ落とし込む。
AIが制作作業を効率化するほど、 制作会社に求められる価値は 「作業量」ではなく 設計・判断・品質管理 に移っていきます。
「AIか制作会社か」ではなく、
AIを使う制作会社という選択
AI時代のWeb制作は、 「AIで自作するか」 「昔ながらの方法で制作会社に頼むか」 の二択ではありません。
現実的なのは、 人が設計し、AIを制作効率化に使う という方法です。
人が設計
事業理解 / 戦略 / SEO / ブランド / 導線 / 判断
AIで高速化
調査 / 下書き / コード / 画像 / 修正 / 検証
より速く、深く
作業時間を減らし、 設計と改善に時間を使う。
AIを使えば制作費は安くなる?
AIによって、 コーディング、初期案、調査、文章の下書きなどにかかる時間は 短縮しやすくなります。
一方で、 ヒアリング、事業理解、情報設計、確認、 品質管理、撮影、公開、運用などは残ります。
「AIを使えば制作費がゼロになる」 と考えるより、 同じ予算の中で、 より多くの時間を設計や改善に使える と考える方が現実的です。
AI自作か制作会社か、
判断するチェックリスト
AI自作向き
- まず安く公開したい
- 数ページあれば十分
- SEO集客を重視しない
- 自分でコードや設定を触れる
- 失敗しても事業への影響が小さい
- 短期間しか使わない
制作会社向き
- ホームページから仕事を取りたい
- SEO集客をしたい
- 会社の信用に関わる
- ブランドをしっかり作りたい
- 長期的に運用したい
- 社内で更新できるようにしたい
判断基準は、 AIで作れるかどうかではありません。
そのホームページが事業にとってどれだけ重要か で考えると分かりやすくなります。
AIでのホームページ制作について
よくある質問
ChatGPTだけでホームページは作れますか? +
作れます。 現在はChatGPT Sitesなど、 サイトの生成からプレビュー、公開まで行える環境もあります。 ただし、複雑な要件や長期運用を前提とするシステムでは、 別途設計や開発が必要になる場合があります。
AIでWordPressサイトも作れますか? +
HTML、CSS、PHP、JavaScriptなどのコード生成をAIに支援させることはできます。 ただしテーマ、プラグイン、更新、セキュリティ、 サーバー環境との組み合わせまで含めた確認が必要です。
AIで作ったホームページはSEOに弱いですか? +
AIを使ったこと自体でSEOに弱くなるわけではありません。 検索意図、サイト構造、独自性、技術面などが 適切に設計されているかが重要です。
AIならホームページ制作費は無料になりますか? +
制作作業の一部を減らせる可能性はありますが、 ドメイン、サーバー、各種サービス利用料、 設計、確認、運用などのコストまでなくなるわけではありません。
自分でAI制作したサイトを後から直してもらえますか? +
技術構成やコードの状態によります。 修正するより再構築した方が早いケースもあるため、 現状を確認して判断する必要があります。
制作会社もAIを使っているのでしょうか? +
制作工程の効率化や調査、コード作成、文章案、 画像制作などにAIを活用するケースは増えています。 大切なのはAIを使うかどうかではなく、 最終的な設計と品質を誰が判断するかです。
SUMMARY
AIで「作れる」時代だから、
何を作るかが重要になる。
AIだけでも、 ホームページを作ること自体はできます。
そして今後、 そのハードルはさらに下がっていくでしょう。
だからこそ重要になるのは、 コードを書けるかどうかではありません。
誰に何を伝えるのか、 どのように見つけてもらうのか、 何を強みとして見せるのか、 どう問い合わせにつなげるのか。
AIを使うことを目的にするのではなく、 事業に必要なホームページを作るために AIを使うという考え方が重要です。
AIだけでもサイトは作れる
作れることと成果は別
AIは制作工程を高速化する
設計・判断はさらに重要になる
目的に合わせて使い分ける
AIを使うかどうかではなく、
事業に使えるサイトをつくる。
LEONOIRではAIを制作効率化に活用しながら、 サイト構成、デザイン、SEO、導線、運用まで含めて設計します。